トンデモな医療界

日本の医療の世界は、世間から見たらトンデモなことが 色々とまかり通っています

投稿論文が落とされた。。。

この数年、頑張ってきた論文をとある医学雑誌に投稿していたのですが、先日、正式に落とされてしまいました。

 

当初は好意的な反応だったのですが、書き直しがまずかったみたいで査読者に回らず、そのまま編集者の段階での不合格でした。

 

何が悪かったのかとか、いろいろ反省点が浮かんで来るのですが、ちょっと凹みますね。

 

まあ時の運もありますし、意外と良い雑誌に載ることもままあるので(どっちかというとかなり得をしてきたように思う)、深く考えず落ち込まずに次の雑誌に投稿したいと思います。

出張手術

とある名手が出張手術をされたそうです。

 

チーム全体(前立、麻酔科、機械出しNs、体外循環技師)で行かれたようですが、チームで出張するというのはあまり聞いたことがありません。

 

アウエイなので、不確定要素を一つでも少なくするというのは、勝利への最短距離です。

 

一方で、名手ならばこそ一人でやり遂げるべきという意見もありました。

 

いろんな意見があるとは思いますが、私なら勝利を優先したいですね。

 

それこそが患者さん側、医療者側、双方の願いなのですから。「一人でやりとげた」という勲章は不要です。

病院は週末も開けるべきなのか

病院は週末も開けるべきとの意見があります。

 

病院は週末も開いてます。実際、われわれはこの週末も働いてましたから。

 

この意見は週末も通常外来をせよとのことだと思われます。

 

ただでさえブラック企業顔負けの勤務体系なのに、これ以上現場を疲弊させよということなのでしょうか。

 

海外の医療事情と比較すれば簡単にわかります。

まず医療費が10倍程度ちがいます。それでも海外では週末通常外来は行っていません。
それだけ医療というのは特殊業務。無くてはならない。もし潰れた場合、国の根幹に関わる職業であるという認識があると思われます。

 

一方、日本では医療があまりに簡単にしかも安価に提供されてしまっているため(現場の努力によります)、こういった安直な意見が出てくるのでしょう。救急車の安易な利用にも同じような考えが透けて見えます。

 

24時間、365日呼び出しに応じないといけない医療者はどこまでつくせばいいのでしょうか。

師匠の発表

先日の研究会で、久しぶりに師匠の発表を見ました。

 

日々、体を張って仕事をしている実務家らしく、派手ではないのですが、地に足の着いたものでした。

 

研究会というのは、ともすれば自慢の応酬、承認欲求の戦いになりがちですが、師匠の発表は血を流したものだけが知る痛みが垣間見え、大御所たちも当たり障りのない意見しか言えてませんでした。

今回に限っては、師匠の一人勝ちだったような気がします。

 

改めて自分が生きていく道が示された気がしました。

 

 

若手外科医の悩み

最近、若手外科医と話をする機会がありました。

 

その中で、ステントグラフト治療(TEVAR、EVAR)や低侵襲治療(MICS、TAVIなど)が発達しているため、若手の手術j機会が奪われている。

 

手術しないため上達しない。そしてさらに手術機会がなくなっている。

 

とのことでした。

 

そういえば学会でビデオセッションがすごく人気が高く、小難しいセッションは人が少ない傾向があるのに薄々気がついていました。

 

アカデミック派でない外科医はもともとビデオ専門でしたが、若手までそうなっていくのは少しかわいそうな気がします。

医師の突然の退職

先日、医師のトラブルについて書いたのですが、最近周囲で頻発しています。


どうしてなんでしょうか?


病院自体の成長に伴う成長痛なのかもしれません。

 


今回はとある医師が突然退職されました。


保険、税金などの事務手続きについては総務部へ秘密裏に連絡していたようで、滞りなかったようです。


後任がいないため、その穴埋めのために周辺は混乱しています。前もってわかっていれば対処の仕様があるのですが、おそらく不本意な退職だったので、退職後の混乱を狙っていたものと思います。


医師の場合、すぐに次の職が見つかるため、突然の退職が可能です。しかし退職の規定では前もって通告する義務があるはずなのですが。

 


狭い世界なので、こういうことをすると、後々働きにくくなると思うのですが、よほど腹に据えかねることがあったのでしょう。

医師の特殊能力

先日の会議で業務改善案が出されました。


必要書類の医師記入がなかなか進まないとのことです。


従来の方法は記入する必要のある書類を書類部の呼び出しに応じて書類部に行くといものです。


書類部が開いている時間(9-5時)しかできないので、忙しい医師から改善提案がありました。


改善案は必要書類を各自の机に持ってきくるということです。
メリットは出向かなくて済むことです。好きなときに書けるので記載が遅れることはありません。
一見、いいことしかないように思えましたが、ある問題点を指摘され、却下となってしまいました。


その問題点とは、


医師は書類をなくしてしまう。


ということです。
なるほど机の上がジャングル化している人は少なくありません。
目の前の仕事をさせるととんでもない能力を発揮する一方、日常の細々したことが苦手な人が多いような気がします。


これにはほぼ全員が納得で却下となりました。

 

代案は、書類部に暗証番号で入れるようにし、時間外でも対応するそうです。これまたトラブルが起こりそうな気がします。