トンデモな医療界

日本の医療の世界は、世間から見たらトンデモなことが 色々とまかり通っています

メーカー、ゴリ押しの新しいもはダメなのか?

とある医師SNSでのコメントが気になりました。

 

TAVIについて

力のありそうなメーカーからお金を貰ってそうな医師は耐久性に問題がないといい、 中堅ぐらいの医師が耐久性の問題を一生懸命指摘している。

 

 

ある程度、正しい見方かなと思います。だからと言って、メーカーゴリ押しの新しいものがダメということに、必ずしもならないと思います。

そんなふうにして新しい製品、薬剤が生まれてきた歴史があります。

 

薬剤溶出性ステントは、当初、ゴリ押しと批判されてましたが、今や確固たる地位を築いています。

 

冷静に判断していけばいいのでしょう。

 

 

やったふりグループ!!って。。。すごすぎる!!

The ORBITA Trialという試験の結果が最近発表されました。

 

http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0140673617327149?via%3Dihub


内容はもちろんかなりインパクトがあるのですが、試験方法もかなりインパクトがあります。

狭心症患者さん200人にカテーテル治療グループとカテーテル治療をやったふりグループに分けて調べてます。

 

問題は、やったふりグループ!!

 

本当にカテーテル治療室に連れていき、目隠し+ヘッドフォンで本当に治療したかどうか分からなくして、そしてその上、本当にカテーテルを挿入して(局所麻酔してますが、もちろん痛い!)治療寸前までカテーテルを心臓内まで入れてます。それで何もせずに終わります。



すごすぎる!



これってよく患者さんが納得しているなと思います。私だったら絶対イヤ。そこまでしてるなら治療してよって感じです。

 

これくらいしないとプラシーボ効果(偽薬効果)が影響するのでしょう。この試験をした医師たち、患者さん達はすごい。

 

で、結果がまたびっくり。

 

ほんとに差がなかったんです。



狭心症カテーテル治療って意味ないじゃん?!



もちろんごく特殊な限られた狭心症の人しか選ばれてないのですが、インパクトありますねー。

学会座長の依頼

とある全国学会の座長依頼を初めて受けました。

 

この学会は最も大きい学会の一つなのですが、そのためか座長、査読などの依頼は過去の発表実績によって行われているようです。

 

通常、座長は人間関係で選ばれるものなので、嫌われ者の私なんぞは全く相手にされないなずなのですが、今回、このように公平に選考されたことはうれしいことです。

 

恥をかかないように、しっかり勉強して臨みたいと思います。

 

今から楽しみです。

論文査読依頼

いろんな雑誌から論文査読依頼、投稿依頼が来る。

 

玉石混合なので、受ける条件を一応決めておこう。

すぐに忘れてしまうので忘備録として書き留めておく。

 

Impact factorあればよし。

なければ

 10年以上の実績の有無

 念のため発行論文の質をチェック

 どうして自分が選ばれたのか? 自分の発表論文関連であるか。

 

TAVI抗凝固療法の治験がNOACって?!

最近、TAVI後の血栓が話題になっています。

 

ワーファリン投与で軽快するのですが、現時点では通常TAVI後に抗凝固療法は行わずDAPT(二重抗血小板療法)が行われています。

 

抗凝固療法を行えばいいと思うのですが、それが安価なワーファリンではなく、高価なNOACだそうです。

 

治験をやるにはお金がかかります。ワーファリンのほうが安価で歴史的にも効果が証明されているにも関わらず、お金がかけられないという理由でできないそうです。

 

やれやれ。

救急患者の取り合い

先日、都市部の医師たちと会食をしていて面白い話を聞いた。

 

 

とある私立の救急病院では、救急隊のための控室があり、そこには無料自販機(飲み物、タバコ)が設置されている。

 

寡聞にして聞いたことがありませんでした。

 

都市部では救急患者の取り合いが行われています。救急患者を断らないということは知っていましたが、ここまでになっているとは思いませんでした。

 

患者搬送に付いて行った際には、帰り分のタクシーチケットを手渡されたそうです。(通常、救急車に乗せてもらって帰るか、自力、つまり白衣のまま電車やバスに乗って帰ります。)

手渡された医師は、またこの病院に患者搬送しようと思ったそうです。

 

すごいなあ。

 

 

われわれ地方病院では考えられない状況です。

 

投稿論文が落とされた。。。

この数年、頑張ってきた論文をとある医学雑誌に投稿していたのですが、先日、正式に落とされてしまいました。

 

当初は好意的な反応だったのですが、書き直しがまずかったみたいで査読者に回らず、そのまま編集者の段階での不合格でした。

 

何が悪かったのかとか、いろいろ反省点が浮かんで来るのですが、ちょっと凹みますね。

 

まあ時の運もありますし、意外と良い雑誌に載ることもままあるので(どっちかというとかなり得をしてきたように思う)、深く考えず落ち込まずに次の雑誌に投稿したいと思います。