トンデモな医療界

日本の医療の世界は、世間から見たらトンデモなことが 色々とまかり通っています

大動脈瘤破裂のステントグラフト治療

以前、大動脈瘤治療といえば開腹または開胸手術(人工血管)であったが、約十年前からカテーテル的ステントグラフト治療法が行われるようになった。何と言っても低浸襲なため、リスクの高い人でも、安全、回復が早いという特徴がある。短所としては、大動脈瘤の形によってはやりにくい場合がある(解剖学的制限)。また長期成績がいまだ不明であること。一般的に長期の綿密なフォロー(ステントグラフトが動いたりする)が必要とされている。

動脈瘤破裂は危険性が高いため、この治療が適しているのだが、製品が高額なため病院に常備していないことが多い。救急外来などで大動脈瘤破裂と診断されてから、製品手配となり、製品到着と患者状態のシーソーゲームとなってしまう。治療までの時間をかせぐために大動脈閉鎖バルーン(IABO)を使用することもある。そうやってでも手術を行うよりステントグラフト治療を行ったほうが成績が良いようだ。