トンデモな医療界

日本の医療の世界は、世間から見たらトンデモなことが 色々とまかり通っています

正論は正論だけど、本当にそれでいいのか。

医療界のガラパゴス

とある院内の重要委員会に入っている。今回の会議のテーマは、ある重要な患者情報の特殊なタイプ(頻度千分の1)が電子カルテ上、不明と表示されること。これが特殊なタイプか未検査かが分からないことが問題。今までは検査部から担当に直接電話連絡していた。他院でも同様。

これに関わる院内の大物が、非常に困るとのことで、特殊タイプを反映させる電子カルテの改造を要求した。電子カルテの改造は、かなり込み入っていて、見積を出すだけでも半年以上掛かってしまった。しかも費用は180万円!

もちろん反映させたほうがいいに決まっている。正論である。もし医療ミスに繋がった場合の損失は計り知れない。誰も反対できない。しかし間違った情報が出ているわけではないので、医療ミスに繋がる可能性は非常に低い。コストのことを考えると、私は。。。である。。恐らく電子カルテの寿命は5-10年。すでに1年半経過し、この改造をするとなると1年以上かかるだろう。費用対効果は小さいと考えるべき。

私を含めて、委員会での反対意見はなし。正論だし、費用は血税だし、誰も傷まない。反対すると大物に睨まれる。何かあった時の責任問題になる。火の粉はかぶらないほうが良い。火中の栗は拾わないに限る。原発避難問題も、最近あった災害避難勧告問題も、根は同様なんだろう。

やれやれである。