トンデモな医療界

日本の医療の世界は、世間から見たらトンデモなことが 色々とまかり通っています

混迷する”医療事故調”の行方

基本的に医師というものは善意によって動かされている。それでも事故は起こる。

 

先日、術後感染を起こした患者がいた。各種検査をしたうえで判断をしたのだが、すぐに再開胸するかどうか非常に悩ましい。すぐに処置すれば早く治る確率は高まる。しかし患者自身の全身状態への負担になる。どちらも確率は高くないが死亡することもある。慎重な判断が必要だ。結局、3日ほど経過を見て、状況が改善しなかったため、その時点で処置を行い事なきを得た。

 

例えば、野球で送りバントをすべきかどうかという場面があったとしよう。どちらにも長所短所があり、結果も様々だ。作戦を指揮した監督は全ての責任を取るべきであろうか。

 

医療は不確実性に溢れている。全ての患者を救えるわけではない。運悪く亡くなってしまう人もいるだろう。その時、事故調の調査が入り、こうしておけば良かったなどという判断をされると実刑判決を食らうことになるかもしれない。実際に、最近の少なくない医療裁判のとんでもない判決をよく目にする。痴漢冤罪のようなものだ。医師はこれを本当に恐れている。

 

やましいことがないなら表に出ろ。というのが、反医師側の論理だと思う。しかし公正な判断をくだせないうちは、その危険性に飛び込むのはあまりに無謀であろう。

 

混迷する”医療事故調”の行方

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