トンデモな医療界

日本の医療の世界は、世間から見たらトンデモなことが 色々とまかり通っています

MICS(Minimally Invasive Cardiac Surgery、低浸襲心臓手術)の是非

皮膚切開が小さいので美容上のメリットが大きいと思う。また内科からの要求度も増しており、MICSでないなら、紹介しない。またはMICSのできる他施設へ送る。という流れになりつつある。外科医として新たな分野にチャレンジしたくなる気持ちも十分理解できる。

しかしながら解離、下肢虚血、不十分な手術など、致命的な欠点も少なからずあり、全面賛成というわけには行かない。

20年前に腹腔鏡胆嚢摘出術が出現し、その後、一斉を風靡し、今や開腹胆嚢摘出は稀なってしまった。また動脈瘤に対するステントグラフト治療も、新たな技術が過去を覆い被してしまった好例であろう。MICSがその流れになるのか。それとも心拍動下冠動脈バイパス術のように揺り戻しが起こるのか、非常に気になるところである。

いずれにしても致命的な合併症が増える可能性があるうちは静観が良いと思うのだ。