トンデモな医療界

日本の医療の世界は、世間から見たらトンデモなことが 色々とまかり通っています

群大病院腹腔鏡事故を受け、MICSについて再考

以前、MICS(Minimally Invasive Cardiac Surgery、低浸襲心臓手術)について考えた。

http://yoshimor.hatenablog.com/entry/2014/12/21/105629

 

あれから腹腔鏡手術の事件があり、もう一度、深く考えたくなった。

 

通常手術からMICSへの流れは、開腹胆嚢摘出術から腹腔鏡胆嚢摘出術への流れと類似している。腹腔鏡胆嚢摘出術の場合、手技が簡単(研修医でも可能)で、低侵襲であることから一気に広まったものと思う。困った場合は簡単に開腹へ移行できるし、致命的な合併症はほとんどない。

 

MICSや今回の腹腔鏡手術の事件の場合、大きく違う点は、致命的な合併症があるという点だ。いかに低浸襲であっても死亡率、脳梗塞発症率が上がるのは間違いないことなので、手出ししにくい。しかも今、成績を報告しているのは世界のトップランナーたちだ。凡人のわれわれが真似をするとろくな事にならない。

 

内科の先生方もその点を十分考慮していただくとありがたいです。