トンデモな医療界

日本の医療の世界は、世間から見たらトンデモなことが 色々とまかり通っています

救急車を呼んではいけません

早朝に救急外来からコールがありました。急いで行ってみると治療チームがほぼ集合していました。


患者さんはもともと元気な方で、突然の発症で、救急車で来院されました。ショック状態でしたので、初期治療を始めようとすると、その息子さんが治療拒否を宣言されました。よくよく聞くと、侵襲的な治療は望まない。自然な形で死を迎えたい。という希望を常々言っておられたそうです。説得を試みましたが、頑なに拒否されました。


治療拒否のため、これ以上はどうしようもありません。その患者さんはまもなく亡くなられました。病状からすると比較的簡単な治療で回復した可能性が高いと思います。輸血やその他の準備は無駄になり、スタッフの疲労感も相当なものです。


できましたら治療拒否の場合は救急車を呼ばないようにしていただけたらと思います。または救急車内で治療拒否のことを言ってもらうといいかもしれません。救急車で3次救急(重症患者、集中治療室入院患者に対する救急医療)病院に行ってしまうと基本的にとことん治療することになりますので。