トンデモな医療界

日本の医療の世界は、世間から見たらトンデモなことが 色々とまかり通っています

小保方さんのことは笑えない

先日、出入り業者さんから社内資料なるものを見せていただいきました。

ある製品の成績に関するものなのですが、予想以上に良い成績なので驚きました。思わず「すごいですね。これじゃ敵なしじゃないですか。」と感想を言うと、「このデータよくわからないんですよ。」とのこと。

よく聞くと、この資料は報告者(多くは部長、責任者)からの報告をまとめたものだけど、その報告とその施設の他医師からの非公式な報告が微妙に違っているとのことです。


様々な成績が、論文、発表、ホームページなどで報告されているのですが、これが本当のデータかどうかはほとんどの場合、検証されていません。主に報告者の良心に委ねられます。正直に悪いデータを出しても、叩かれるだけで、誰も褒めてはくれません。逆に改ざんした良いデータを出すと、賞賛されます。正直に行うインセンティブが全くありません。ある意味STAP細胞事件と同じ構図ですね。

悪い結果を報告するのは、私自身も非常に億劫だと感じています。しかし信頼を失うわけにはいかないので、ありのままに報告します。場合によっては謝罪しないといけない時もあります。

データの中でもJACVSD(NCD)はサイトビジット(第三者による報告データとカルテの突き合わせチェック)があるので、かなり信頼性は高いと思いますが、これには費用も時間もかかります。これ以外のデータに対してチェックが行われているのを聞いたことがありません。

 

良すぎるデータはあまり信頼できないかもしれません。もとよりほとんどのデータは実は眉唾かもしれません。一体、何を信じたらいいのでしょう。正直者が馬鹿を見続けるしかないのでしょうか。