トンデモな医療界

日本の医療の世界は、世間から見たらトンデモなことが 色々とまかり通っています

医療者の良心は信じられるのか?

ちきりんさんの個別プライシングのブログを読んで思ったことです。

お、ねだん以上、ニトリ
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20151028

 

確かに携帯電話のプライシングは腹立たしいし、消費者に対して不誠実だと思います。

私も個別プライシングが大好きです。私は変わり者なので普通の人と嗜好が違い、自分にとっていいものと要らないものに大きな違いがあるため、いわゆるセットメニューだと全然楽しめないことが多いからです。


考えてみると医療界は個別プライシングになっていません。

 

少額な医療費は個別プライシングになっているのですが、ある程度以上、数日入院して治療する場合、ほとんどはDPC(包括医療費支払い制度)という最初から総額が決まっている値段設定になっています。

 

それはなぜか?

 

個別プライシングにすると医療提供側は利益を上げるために、あれもしましょう、これもしましょうと不必要な検査や治療をすることになるからです。ところが最初から総額が決まっていると、医療に使うお金が少ないほど医療提供側の利益になるので、不必要な検査や治療はしなくなります。ただ必要な検査や治療までしなくなる可能性が残りますよね。

よく聞くこととして、次のようなことも起こってます。

同じ病気でも重症な人と軽症な人がいます。あまり重症な人はお金がかかる(利益にならない)ことが予想されるので、あまり歓迎されません。逆に軽症の人は大歓迎ということになります。

国の医療費を抑える目的でこの制度はできました。実際のところかなりの効果をあげています。またこの制度を採用している国はたくさんあります。

さてここまで必要、不必要と何度も書いてきましたが、実はその境界ははっきりしません。そのあたりは医療者の良心に委ねられています。