トンデモな医療界

日本の医療の世界は、世間から見たらトンデモなことが 色々とまかり通っています

Jリーグの先見性

先日、とある先端医療製品の講演会で聞いた話なのですが、この初期臨床試験デザインが実に用意周到に考えられていたことに驚きました。

 

いわゆる直接対決試験であり、既存治療と新規治療をまっこう勝負で比較しています。

 

通常、この手の試験では通常、既存治療が危険と考えられる患者さんだけで始めるのが普通です。危険性が少ないので試験自体が承認される確率が増えます。しかし本当にこの治療が必要な患者さんに使用できるには、2段階目以上の試験が必要になるので倍以上の時間がかかります。

この試験が最初から真っ向勝負であったため、新規治療法が適している(そして適していない)患者さんがすぐに明確にわかり、臨床応用がどの製品より早くできました。

 

私なら波風を立てたくないので、従来の方法を取ると思います。この試験を知った今は、最初から真っ向勝負でやるほうがいいことに気が付きました。ある一部の患者さんは不利益を被るとは思いますが、結局、その患者さんに試験をしないとわからないので、不利益を被る患者さんが少なくなるわけではありません。それが起こるのが早いか遅いかだけの違いなのです。

 

先見性のある人が指揮をとると全体がうまく流れていく好例です。JリーグJBA川淵三郎氏と同じですね。